お見合いの常識と非常識 [お見合い結婚]
※「全国仲人連合会」 良縁ーその先の人生を見つめて(著者:宮原祐輔)という本より、著者了解のもと抜粋して掲載しています。
第3章 お見合いの常識と非常識
[男性はスーツ着用で、清潔を心がける] より
相手に好印象を持ってもらうためにも、きちんとした身なりでお見合いにのぞむことは大切です。
けれども特に男性は、あまりにも身なりに構わなさすぎる人が多く、第一印象を良くしたいという努カが感じられないのが残念です。
でもそれも、仲人さんがアドバイスしていくと、徐々に皆さん変わっていかれ、最初にいらっしゃったときとは見違えるようになる人もいます。
男性には、お見合いではもちろん、登録の際に持ってきていただく写真も、必ずスーツを着用したものにしていただいています。
でも、スーツであれば何でもいいというわけではありません。
シャツやネクタイの色の組みあわせを考えて、できるだけ品良く明るい印象にしたいものです。
たとえば、ワイシャツの色を白から薄いブルーにするだけで、またネクタイの色を明るめにするだけでも、相手に与える印象はずいぶんと違ったものになります。
上はスーツで決めているのに、下は運動靴をはいて来る人。
ナイロン製のリュックを背負って来る人もいます。
どうしてもリュックにこだわるのなら、背負うのではなく、手に持ったほうが相手に失礼な感じを与えずにすみます。
こうしたファッションに関しては、私たちが時々開いているセミナーで、その人に似合う色のコーディネートも行っていますので、参考にしてみてください
着ていくファッションやバッグが決まったら、何はともあれとにかく清潔にすることを心がけてください。
お見合いの後に女性と話をしてみると、「スーツの肩にフケがたくさん落ちていた」とか「爪が長く伸びていて、しかも汚かった」といった感想が聞かれるように、こと「清潔感」について女性はとても敏感です。
髪の毛を清潔にしておくことはもちろんですが、髪形も大事です。
以前、顔が大きいのを隠そうと、おかっぱ頭にしてきた人がいましたが、これは逆効果。
かえって顔の大きさが強調されてしまいます。
また、「清潔」を心がけるあまり、頭をツルツルに剃ってしまう人もいますが、坊主頭から日本人が想像するのは、お坊さんか服役囚ですから、これもあまりおすすめできません。
お見合いは、できるだけ自分の良いところを引き出して相手にアピールする場ですから、こういったところに気を使うのは当たり前なのですが、意外と無頓着な方が多いのには驚かされます。
勤めている会社の製品を販売するときには、その製品の良さを、手を変え品を変えてアピールする方法を考えるでしょう。
お見合いもある意味では自分をアピールする、いわばプレゼンテーションの場と考えれば分かりやすいのではないでしょうか。
アピールの仕方によって、相手が受けるイメージ、印象は大きく違ってくるのです。
これに対して女性は特にアドパイスしなくても、皆さんそれなりにおしゃれに気を使っています。
あえて言えば、お見合いの席に着ていく服は、黒などの暗い色よりも淡い色、明るい色のほうが、相手に好印象を与えます。
ボトムはきちんとした印象を与えるのであれば、スカートでもパンツでもまったく構わないと思います。
あとは、エレガントに見える工夫です。
たとえば、人の家にあがるときには、コートを脱いで手に持ってあいさつしたほうがスマートに見えます。
また、喫茶店でコーヒーや紅茶がポットで出てきた場合、まず相手側から注ぐということもマナーの基本と言えるでしょう。
こちらも見てください。 http://www014.upp.so-net.ne.jp/kekkon/