SSブログ

会話をうまくすすめていくために [お見合い結婚]

結婚相談所 東京 サイト管理人のブログ

※「全国仲人連合会」 良縁ーその先の人生を見つめて(著者:宮原祐輔)という本より、著者了解のもと抜粋して掲載しています。

第3章 お見合いの常識と非常識

    [会話をうまくすすめていくために]

お見合いの前に男性の緊張をほぐすため、仲人さんが「今日はどんなことを話すつもり?」と訊ねると、「どんなことを話したらいいのでしょうか」と逆に聞かれることがよくあります。

基本的に男性は会話下手な人が多いようです。

女性が「趣味は何ですか?」と聞いても「いやあ、仕事が忙しくてほとんど寝ています」と答えてしまっては、そこで会話がぷっつりと途切れてしまいます。

仕事が忙しかったとしても、せめて「今は忙しくてなかなか行けませんが、以前は釣りをしていました」といった答えであれば、女性も話の接ぎ穂が見つかります。

案外、皆さん相手から聞いているようで聞いてないのが、家族のことです。

掲載しているデータには相手の家族構成はあっても、それぞれの人たちの年齢や職業まではわかりません。

相手のことを知るためにも、話の糸口をつかむためにも、家族というのはわかりやすいキーワードです。

そうかと思うと、余計なことまで話してしまって失敗してしまうことが多いのも、また男性です。

ある女性は「長男だからゆくゆくは親もとへ戻ることになると思う」と男性に言われ、交際を断ってしまいました。

後で男性に話を聞いてみると、「確かに言ったけれども、それは退職後のことで、二十年以上先の話」ということでした。

ご両親も五十歳くらいで、まだまだ元気いっぱいです。

二十年後のことなんて、だれにも分からないことで、そのときには状況もずいぶん変わっていることでしょう。

そういったことは結婚してから、二人で生活を作っていき、何十年かたったところで出てくる話で、そのときにお互い話し合えばいいことです。

また、「ご両親はお元気ですか?」と聞かれて、たまたまちょっと風邪をひいていて寝込んでいただけなのに、「今、からだをこわしておりまして」と答え、やはり相手から断られてしまった人もいます。

あとでお相手の仲人さんにご両親の年齢を間いてみると、まだ四十九歳ということでした。

会話がないのも困りますが、誤解を招くようなことをわざわざ言う必要もありません。

こういうことを言うと、ますます気後れしてしまう男性もいるかもしれませんが、一般に女性は相手の何気ない言葉から、最大限の情報を引き出すのに長けています。

両親が健康を害したときに世話をしたい、面倒をみたいというのは、息子としてはごく自然な感情で、今そういった状況、あるいは近い将来そうなる可能性があるのであれば、相手にきちんと伝える必要があります。

でも、差し迫った問題でなければ、「いずれいっしょになる人とともに考えていきたい」といった答え方をすることも必要です。

また、男性はまじめな人が多いですから、なかには丁寧語を使いすぎて相手を疲れさせる人もいます。

以前、私どものところに六年近く在籍していた男性がいました。

顔も整った方ですし、背も高く見栄えも良いので、お見合いの申し込みはたくさんありました。

ところが、いつも三回くらい会ったところで、相手の女性からふられてしまいます。

そこで、いったいどこに原因があるのか女性に聞いてみたところ、「硬い」「笑わない」「丁寧すぎる」という答えが返ってきました。

彼は几帳面な性格でしたから、週に一度は必ずお相手の女性に電話をするのですが、そのときの電話が、たとえ三回目のデートの電話であっても「○○○○と申します。○○さん、今度の日曜日にお会いしたいと思いますが、ご都合はいかがでしょうか」というものだったそうです。

普通は三回めともなれば、もう少しくだけた言い方になるものです。

あまりにも丁寧すぎるというのも、いつまでたっても打ち解けない雰囲気になりますし、女性のほうも疲れてしまいます。

何度か会ったあとは、相手に呼びかけるときに、名字ではなく、名前を呼ぶというのも親しみを増すきっかけになると思います。

自分が会話が苦手だと思えば、喫茶店にあまり長い時間いないようにするのも良い方法です。

天気がよければ「少し歩きませんか」と誘って散歩すれば、喫茶店で顔を付き合わせているよりも、いくらかリラックスして話すことができるかもしれません。

また本が好きだったら本屋に、音楽が好きだったらCDショップに誘ってみるのもいいのではないでしょうか。

女性と話をするのが苦手だから、デートのときはいつも映画館に行くという男性もいます。

それはそれで良い方法ですが、仲人さんが「じゃあ、そのあとにお茶でも飲んだ?」と聞くと、「いえ、映画館の前で待ち合わせて、映画館でお別れしました」と答えるそうです。

まあ、それで交際が順調に進むのであればいいのかもしれませんが、せめてお茶くらい飲んで、映画について話してみれば、相手の性格、物事のとらえ方も分かって楽しいと思うのですが……。

なお、私どもでは、お見合いのときには自家用車は使わないという約束があります。

車の中は密室になりますし、交通事故の問題もあります。

もちろん、交際に入れば車を使うのはまったく構いません。

でも、女性のなかには「運転が乱暴だから、きっと短気にちがいない」とか、「シートベルトをしない人は、約束を守れない人」と決めつけてしまう人もいますから、くれぐれも安全運転を心がけてください。

お見合いの心得はこちら http://www014.upp.so-net.ne.jp/kekkon/05.html



共通テーマ:恋愛・結婚

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。